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さきとはとても仲が良かった。
先輩と後輩の大きな壁はなく、バカをやってる友達だった。 そして相談もよくしていた。 私はさきの力になりたいといつも思っていた。 私はさきのジュニアオリンピック出場が決まったことを知って、親と相談し横浜まで応援に行くことにした。 そのついでに・・・ディズニーシーに遊びに行くことにした。 さきは大きな大会にもかかわらず、出発まであまり練習はしていなかった。 心配しながらさきは大会の三日前に東京に向かった。 私は土・日曜日だけ東京に滞在する予定だった。 もちろん交通手段は新幹線だった。 私の出発当日。 天候は晴れでとても気持ちの良い日だった。 そして、新幹線の中で私はくつろいでいた。 するとクラスメイトのともゆきからメールが来た。 今まで結構メールはしている方だったので何も思わずに返信していた。 まさかそのメールが新たな恋に発展するとはその時の私は思いもしていなかったのだ。 そのままずっとメールを続けていた。 新幹線でいい気分になり、少し眠気も感じていた。 しかし・・・少し口調が違う・・?と私は薄々感じていた。 そのまま、東京に着きずっとメールをしながら移動を続けていた。 すると急に、 【ごめん。俺ともゆきじゃないねん】 とメールが着た。 私は、なんとなく感づいていたから特に驚きもしなかった。 どうせともゆきが学校から、部活仲間とメールをしているのだろうと思っていた。 【俺、はやと。みなみさんとメールしたいねんけど、えぇ?】 そんな風に男の人からメールが着たのは初めてだった。 自分でも驚きながらはやとからのメールを受け入れた。 そのメールで、人格までも変えられてしまうなんて少しも思わずに…。 |
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一日ディズニーシーで思いっきり遊び、翌日横浜国際陸上競技場に行った。
ちょうど予選だった。 さきのスタートだった。 スターターが台に立ち、いよいよだった。 「用意」 用意からピストルが鳴るまで2,5秒だが、私はその間が5分ほどにも長く感じられた。 「ぱんっ」 ついにスタート。 私は精一杯応援した。 本当は短距離選手には周りの声援は聞こえないんだけど。 しかし、私の想いが通じたのか、さきは予選でダントツの一位。 私は今までにないほど感動してしまい、なぜか涙がこぼれた。 さきがとてもたくましく見えた。 競技場のスクリーンに大きくさきの映像が映った。 先輩…いや、友達としてとても誇らしかった。 そして予選が終わり、さきとなんとか連絡を取り準々決勝までの間、練習に付き合っていた。 そしして準々決勝もさきは楽々クリアした。 ついに、決勝。 私の心臓は爆発しそうなほど、ドキドキしていた。 ピストルがなった。 私は両手を顔の前で組んで祈っていた。 4台目ぐらいで、5レーンと6レーンの人がトップに出た。 二人でトップ争いをしていた。 さきは・・・その後だった。 さきは3・4位争いになっていた。 後からの追い上げが得意なさきは、追い上げた。 結果は3位。 本人は不満足そうだったが、私はさきはよく頑張ったと思う。 全く周りのプレッシャーを感じずにスタートラインに立つ姿はとてもカッコよかった。 表彰式は見れなかったけどさきはいつものように、平然とした顔で表彰台に上がっただろう。 銅メダルをもらい、輝いていただろう。 |
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私はすぐに新幹線で帰らなければならなかった。
新幹線の中で私ははやとにメールを送ってみた。 【おみやげほしぃ〜?】 すぐ返信がきた。 【うん。俺はやと。よろしくね♪】 正直何を話したかは覚えてない。 たわいもない内容だったような気がする。 そして無事に帰り着いた。 私は次の日お土産を持って学校に登校した。 みんなさきの結果を知りたがっていた。 3位と聞いて、さきは後輩なのにも関わらず私のクラスはみんな喜んでいた。 やはり全国で3位ほどの実力のある後輩がいるとみんな興味津々なのだ。 その日の授業中、はやとからメールがきた。 【おみやげは?】 【また渡すよ】 と返した。 しかし私は「はやと」という名前は知っていたが、顔は正直知らなかった。 どうやって渡そう…。 結局そのままその日は渡せなかった。 そのまま何もない日が続いた。 |
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